
ファッションモデルとして活躍し、天真らんまんな笑顔が魅力的な藤井サチさん。妊娠がわかったときは、母になる喜びがこみ上げると同時に、不安な気持ちも押し寄せてきたといいます。妊娠6カ月のときに話を聞きました。
藤井サチさんは26年7月15日発売の『たまごクラブ』表紙に登場。まずは全2回インタビューの前編をお届けします。
どうしても赤ちゃんが欲しい!長年の夢だった“母”になるため、ピルをやめることからスタート
——赤ちゃんが欲しいと思ったのは、いつごろからですか?
サチさん(以下敬称略) 母親になるという夢は、実は10代のときから持っていました。そのころの私には人生の目標が2つあって、1つはモデルになること。もう1つが母になることでした。当時は恋人もいないのに、「こんな子に育てたいなぁ」と未来の子育てを想像していたほどです。
20才のときに出会った夫と結婚を考えるようになったのも、愛犬への接し方を見て、「この人となら温かい家族になれそうだな」と思えたから。私の中で、人生における妊娠・出産の優先順位が高いことを告げたら彼も同じ気持ちだったので、晴れて夫婦となりました。もし、私が「子どもはいなくてもいい」という考えの持ち主だったら、結婚はしていなかったかもしれない。そのくらい、私の中では結婚と子どもを持つことがイコールだったんです。
また、私は年齢ごとの目標や仕事、結婚や暮らしのイメージなど人生設計を考えたり、前もって計画したりするのが好きな性格なんです。
実は10代のころ、家族に自分のことをうまく話せなかったり、モデルを始めた駆け出し時代に摂食障害の診断や治療経験があり、モヤモヤした考えを整理するためにジャーナリング(頭に浮かんだことをノートに書き出すこと)を始めました。今も続けていて、手書きのノートがもう30冊くらいになったかな。ノートを見返すと、2016年のノートには「27才で結婚、28才で出産」と書いてあるんです。だから、実際に28才で結婚したときはすぐにでも赤ちゃんが欲しい!と思っていて、2026年中には授かれるといいな、なんて考えていました。
——妊活することも考えていましたか?
サチ そうですね。私の場合、赤ちゃんを授かるための第一歩は、それまで8年間飲み続けていたピルをやめることでした。もともとPMS(月経前症候群)による肌荒れがひどくて飲み始めたんですが、それを仕事が一段落したタイミングでやめることに。妊娠を望んでいることをかかりつけ医に伝え、仕事の予定も考えながら、やめるタイミングを慎重に決めました。ただ、やめた途端に体重が急激に増えたり、悩みの種だった肌荒れが再び起きたりする可能性もあったので、最初はすごく怖かったです。でも、不思議なことにピルをやめてからのほうが肌も体も調子がよくて、心配は杞憂に終わりました。
とはいえ、ピルを飲まなくなったからといってすぐに排卵するとは限らないので、そのあとは排卵検査薬を使ってタイミング法を試しました。その結果、思っていたより早く赤ちゃんが私たちの元にきてくれて、びっくりしました。
——妊娠がわかったときの気持ちを教えてください。
サチ 夫と2人で「せーの!」で妊娠検査薬の結果を見ました。妊娠を示すラインが出ているのを見て、夫は部屋中を駆け回るくらい大喜び。気づけば目に涙を浮かべていて、夫がそんな姿を見せるのは珍しかったので、とてもうれしかったです。私自身も急に実感がわいてきて、思わずもらい泣きしてしまいました。