
お笑いトリオ・パンサーの尾形貴弘さんは、東京・高円寺で子ども服屋を営む妻・あいさんと7歳になる元気いっぱいのさくらちゃん、愛犬・三九(みく)ちゃんとの「3人+1匹」暮らし。今回は、今年に入って完成したマイホームについて、また、エースナンバーを背負っていた高校サッカー時代のことや東日本大震災での経験について聞きました。
全2回インタビューの後編です。
ワイルドすぎる妻の即決からの家づくりも、なぜか自分の部屋だけがない!?

――今年に入って新築のマイホームの暮らしが始まったそうですが、家を建てようと思ったきっかけはありますか?
尾形さん(以下敬称略) 妻がある日突然、家に帰ってくるなり、「土地を買ってきたから」と言うんです。まるで、「スーパーで買い物してきたから」みたいな気軽さで(笑)。僕も、「え、マジ?なんで?」という感じになって。でも、土地を買ってきたのであれば、家を建てないとじゃないですか。それで、前の家を売りに出して、家を建てることになったんです。
妻はめっちゃワイルドな性格で、ものすごい決断力があるんですよ。しかも、振り返っていろいろと考えてみると、妻のおかげで全部がすごくいい方向にいっていて。今回の家も、妻が土地を買ってきてくれたからこそ建てられたし、前の家も建売なんですけど、そこも10日ぐらいで決めてきてくれましたがいい家でした。家を買ったり建てたりするのって、夫婦でもめたりして時間がかかるじゃないですか。だけど、うちみたいにサクッと決めてもらったほうが、逆によかったりするのかなと。
――娘さんの部屋も作ったそうですね。
尾形 初めての娘の部屋です。部屋に閉じこもっちゃわないか少し心配だったんです。でも、実際にそんなことはなく、リビングで家族と一緒に過ごす時間も多いです。自分の部屋に自分専用の勉強机ができたことで、そこで集中して宿題ができているようです。1人になる場所ができたのはよかったかなと思います。
新しい家の間取りは妻がすべて考えたので、妻の部屋はあるのですが、僕の部屋はないんですよ。僕が建てたはずなんですけど(笑)。まあ、僕は三九と一緒に、リビングにいるからいいんですけどね。
――あいさんとの出会いについて教えてください。
尾形 大学の友だちとの飲み会です。妻はもともと、芸人である僕のことを見てくれていて、好感をもってくれていたみたいです。僕は妻の顔がタイプだったんですよね(笑)。それで、僕から「お付き合いしてください」と言いました。
妻のワイルドなところとか、決断力があるところは、結婚した後に知りました。結婚する前と後では、だいぶ印象が変わりました・・・(笑)