
お笑い芸人として忙しい日々を送る、ニッチェの江上敬子さん。4歳の長男・とっちゃんと、2歳の長女・さっちゃんのママとして、日々の子育てに奮闘している様子がブログでも赤裸々に語られています。今回は、毎日驚くことだらけの子どもたちとの日々について、また、自身のロールモデルであるという母親との話を聞きました。
全2回インタビューの後編です。
生後2〜3カ月で仕事復帰!仕事をしながら子育てするほうが、自分らしくいられる

――子どもたちは、現在は保育園に通っているんですか?
江上さん(以下敬称略) 2人とも、同じ保育園に生後2〜3カ月ぐらいで入園し、今も通っています。保育園の先生方にもかわいがってもらい、息子や娘はみんなに育ててもらっているという感覚でいます。
子どもたちを早くに保育園に預けることは、いろいろな意見がありますよね。私もブログに書いたところ、「早すぎないですか?」とか「かわいそう」というコメントをもらいました。そういう考えの人はもちろんいるだろうなと想像していましたし、人は人、自分は自分と思っています。
私が早くに預けたのは、相方がいたというのもあります。私が長く休むと、その分、相方の近藤さんの仕事も減ってしまうので、それはちょっとなという思いがあったんです。近藤さんは、「気にしなくていいよ、好きにしていいよ」とは言ってくれたんですけど、私が気になってしまって。
それと、私の母親はバリバリ働いていたので、私自身も保育園で育ったし、保育園が好きだったんです。私は母のことが大好きだし、すごく尊敬していたので、自分の中で「かわいそう」という感覚はなかったですね。
――夜間の仕事や地方ロケなどで、不在のときもあるのでしょうか。
江上 はい、ありますね。そういうときは、家のことや子どものことはすべて夫がしてくれます。もちろん、仕事が入った段階で、夫に相談しますけどね。そうすると、「じゃあ、その期間は早めに退社するけど、その代わりにこの時期は遅くまで仕事をさせてほしい」という感じで、お互いに仕事の調整をしながら、2人で仕事と子育てを両立させています。
私は、自分が働いているマインドのほうが、子育てをするうえでも、いい状態だと思っているんです。子どもに対する接し方が、ちょっと変わってくるのかなと思っています。
――仕事と子育てを両立させていきたいという気持ちは、ずっとあったんですか?
江上 私の人生のロールモデルが、学校の先生をしている母親なんです。今ではちょっと時代錯誤かもしれないですが、家に仕事を持ち帰っては、深夜12時や1時ぐらいまで仕事をするような人でした。
私は、そうやって遅くまで仕事をしている母の横で、一緒に起きているのが好きだったんです。2人でお茶を飲みながら、今日あったことなどをよく話していました。
母親のまわりには、学校関係の人や教え子など常に人がいて、たくさんの人から愛されて、尊敬されているのを子どもながらに感じていました。そんな母親が、私はとっても自慢だったんですよ。だから子どもたちにとっても、私がそのようになれたらいいなとひっそりと思っているんです。