
病気やけがなどの治療の際に重要な役割を果たす薬ですが、正しく服用しないと効果が半減したり、効きにくくなったりすることがあります。つらい症状を解消するための薬が効かないと困ってしまいますよね。この機会に正しい薬の飲み方を学んでおきましょう。今回は薬が効かない原因と対策を薬剤師が紹介します。
薬が効かない原因

薬が効かない原因は、飲む薬の種類と服用の仕方に問題があることがほとんどです。具体的にどのような原因が考えられるのかみてみましょう。
薬が合っていない
まず考えられる原因は、自分の体質や症状と合わない薬を飲んでいる場合です。
人によって吸収や代謝の速度は異なるため、薬の効き方にも個人差があります。また、体調不良の原因を見誤り、異なる症状に対応する薬を飲んでしまっている場合も、薬の効果を感じることができません。
このように、自分の体質や症状に合わない薬を飲んでしまうと、薬が効きすぎる、効かない、副作用があらわれるなど、からだにマイナスな影響を与えてしまう危険性があります。医師や薬剤師に相談したうえで、自分の体質や症状に合った薬を選びましょう。(※1)